梅雨から夏の終りまで

前回の投稿から今日まで時が経ちましたが、農園では様々なドラマがありました。

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親タヌキ

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仔タヌキ

タヌキが時どき、畑に遊びにきました(虫を食べに来るのですが、もともとこの畑の周りはタヌキの生息場所だと思います)。畝に撒こうと置いておいた米ぬかの袋を食いちぎっていたので、ビワの樹の下にカンカンに入れておきました。仔タヌキも来て食べていました。

 

悩ましかったのは疫病。7月の梅雨時に疫病が発生。

 

大玉トマトは果も葉も枝も黒く溶けてしまい、雨の合間の晴れの日にほぼ8割剪定し土壌と枝葉に500倍竹酢液をかけて回復を試みましたが、次の雨続きに疫病が蔓延したため全処分しました。

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疫病にかかった大玉トマト

 

ミニトマトのアイコも同じく疫病にかかりました。しかし8割剪定して土壌と枝葉に竹酢液をかけたあと天気続きで回復をみせました。9月に入っていまが一番元気に茂り、果実もつけています。全滅するかと諦めていたところから全快しアイコには元気をもらいました。

 

小松菜は、苗の頃からコナガ、カブラハバチ、ナガメ等に葉っぱを食べ尽くされ、人が食べる葉っぱはありませんでした。虫の食事に…と植えっぱなしで放置していましたが梅雨時に疫病にかかり、こちらも全滅でした。

 

春菊は虫つかず順調に成長し葉を摘み取っては連日3食べてもあまるくらいの大収穫でした。成長点を摘み取って脇芽をよく伸ばしてくれましたが、そのあとの梅雨時に疫病で全滅。。。

 

葉も茎も黒くドロドロに溶かして急激に腐らす疫病。やっかいですが、もともと土壌にいる水分を好む糸状菌(カビ)だそうな。マルチをしていなかった事も原因かもしれません。梅雨時〜夏の雨続きにも、生き物と野菜にとって良い土にするというのが課題です。

 

4月に種まきをした人参ですが、朝鮮人参かごぼうのように固くどれも痩せています。成長しません。味は濃いですが、イメージしていた人参の姿とは違いますね…。

 

病気や生育が今ひとつの中で、6月からキュウリは大収穫でした。ツルの剪定が下手くそで葉とツル同士が絡み何がなんだかわからないほど無駄に茂らせてしまいましたが。脇芽かきとツルの剪定は来年の課題です。8月末には枝が疲れて果が変形してきたため収穫を終わらせました。

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巨大きゅうり

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野生のミニトマト

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野生のミニトマトが実をつけている

思いがけないこともあり。6月梅雨時に笹エリアにひょこっとトマトの芽が出てきました。昔のこぼれ種が芽吹いたのでしょう。最初は育ちが悪くひ弱で花が咲いても果にならず成長を観察するだけでも良いと思っていたら、8月中旬からメキメキ伸びてきました。9月中に赤くなるかと楽しみ。

 

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オクラの花

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オクラ

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里芋

今はオクラが全盛期。里芋も160センチくらいに育っています。

 

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元気な畑

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夏の雑草が茂っている

今年の梅雨時は多くの野菜が病気になりました。土壌をバランス良い生態系にすることが課題だと思います。まだまだ農業経験未熟、勉強不足のため、来年は今年以上に良い環境をつくり、美味しい野菜を作れるようにばんばっていきたいです。

 

農園は元気です。夏の雑草が茂っています。もう秋です。